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気になるニュース / まるでプラネテス

中国が弾道ミサイルでの衛星破壊実験に成功

1月19日13時48分配信 読売新聞


 【ワシントン=増満浩志】米国家安全保障会議(NSC)のゴードン・ジョンドロー報道官は18日、中国が弾道ミサイルに搭載した弾頭で人工衛星を破壊する実験に成功したとの判断を示した。

 同報道官は、これについて中国側と協議していることを認め、「宇宙分野での国際協力を目指す精神に反する」と懸念を表明。米国の懸念に対して、日本政府も共有していることを明らかにした。

 実験は米国の航空宇宙専門誌「エビエーション・ウィーク・アンド・スペース・テクノロジー」(電子版)が複数の米情報当局者の話として伝えたことで明らかになった。同誌によると、ミサイルは米東部時間の今月11日夕方、四川省西昌市にある宇宙センター付近から発射された。搭載された弾頭は、標的に体当たりして衝撃を与える「運動エネルギー撃破飛しょう体」で、高度約850キロにあった自国の古い気象衛星に命中、破壊したとみられる。発生した多数の破片は今後、長年にわたって軌道上を漂い、他の衛星を傷つける恐れがある。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070119-00000003-yom-int




すわ、ケスラーシンドローム か!?

宇宙開発の主導権をめぐる熾烈な鞘当てとしても見逃せない動きですが、なんといっても中国が対空防衛に神経を尖らせている証左でもあります。

ほとんど四六時中アメリカの衛星に覘かれている状態は、本来どの国家も看過しえないはず。

これは、アメリカに対する中国の示威行為と見なしてほぼ間違いないところでしょう。

その心意気を買わないこともないですが、すこし方法が拙劣だったのも否めないですね。

やっぱり大国が頑なになると弊害が多いよなー。