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ヘロイン禍、中国深刻 「黄金の三日月地帯」から流入激増


【北京=野口東秀】「アフガンタバコ」「黄粉」などと呼ばれるヘロインが、大量にアフガニスタン などから中国 に流入している。中国 公安当局によると、新疆ウイグル自治区のウルムチ市だけで2000年の7倍、約7トンものヘロインが流通しているという。中国 紙「南方都市報」がこのほど報じた。これらヘロインは最終的に北京、上海、広州など都市の「地下市場」に流れ込んでいるという。
 ヘロインは、アフガニスタンパキスタン 、イランの国境地域「黄金の三日月地帯」(ゴールデン・クレセント)から新疆ウイグル自治区に密輸されるという。
 ウルムチ市だけで中毒者は1万人を超えるといわれ、同市の疾病コントロールセンターの担当者によると、人口1900万人の同自治区では今年6月現在で、エイズウイルス(HIV)感染者が1万6000人いるが、うち1万2000人は注射の回し打ちなど、原因はヘロインに関連しているものという。
 「アフガンタバコ」の特徴は、東南アジアのヘロイン生産地「黄金の三角地帯」(ゴールデン・トライアングル)産に比べ、「4倍の吸入効果があり夢心地となる。中毒者にとっては、ゴールデントライアングル産はくず同然」とされる。
 「黄金の三角地帯」では、摘発強化でアヘンの原料となるケシ畑が減りアヘンの生産が急減、国連 薬物犯罪事務所(UN ODC)は、アフガニスタン が世界1の供給国と報告している。
 「アフガンタバコ」の販売価格は、1グラム600元(1元約15円)で、1グラムが20パックに分割され、1パック40元から50元の安さで販売されていることも市場拡大の要因だ。
 販売組織は、アフリカ人、パキスタン 人を運び屋として雇い、体内に隠すなどの方法で1キロ単位で密輸、成功報酬は4500米ドルという。
 中国 国家禁毒委員会は今年6月、ヘロインなどの麻薬や覚せい剤の常用者が昨年末で78万人、ヘロイン常用者の7割が35歳以下と深刻な状況を報告している。中国 当局は昨年、薬物事件で5万8000人を摘発、ヘロイン約7トンを押収しているが、当局者は、新疆ウイグル自治区になだれ込むヘロインの量は、摘発分の約10倍と指摘する。

<産経新聞>


http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/27280/



アフガニスタン、いつの間にか麻薬生産のメッカに返り咲いてますね。あの国にはこれぐらいしか産業と呼べるものがないわけで、戦争やらなんやらがあっても結局もとの木阿弥、哀しい話です。

中国にとってはアヘンの悪夢の再来か。





伊藤忠、ブラジルでバイオエタノール生産


伊藤忠商事はブラジルで現地政府系企業などと、自動車用代替燃料のバイオエタノール生産に乗り出す。同国東部に年産20万キロリットルの工場を数カ所建設、2010年までに生産を始め、日本に輸入する。日本政府が温暖化ガス削減のためバイオエタノール導入を予定していることを踏まえ、サトウキビが豊富で同製品の主要生産国であるブラジルに拠点を持つ。

 伊藤忠は13日、同社が4.9%出資する現地合弁の農地開発会社「日伯農業開発」「サンフランシスコ川流域開発公社」の2社と生産に向けた合意書に調印する。 (07:17)  NIKKEI NET


http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20061112AT1D1005611112006.html



安倍政権のエネルギー政策にもリストアップされているバイオエタノール、今後の展開に期待大ですねえ。

いずれは沖縄の基幹産業にしてほしいところです。

産業の不在は地域を駄目にするもんね。