泰平の眠りを覚ます上喜撰 たった四杯で夜も寝られず | 辻斬り書評 

泰平の眠りを覚ます上喜撰 たった四杯で夜も寝られず

という落首だったか、ペリー来航の騒擾に際して世に出回ったそうなんですが(「上喜撰」てのは当時流行していた高級茶の名前だと記憶しております。4隻でやってきたペリー艦隊と掛けてるわけね)、「グラビア界の黒船」という遊び心を感じさせるキャッチをひっさげたリア・ディゾンの公式ブログ がアメブロにあるのをご存知でしょうか?


あまりこの人のことは知らないんだけど何気なくアメブロ管理画面の更新速報から飛んでみたら、なんと彼女のブログ、毎度まいど日本文と英文が併記されているみたいなんですよね。

まだ日本語をマスターしていない彼女が英語で記事を書き、それを誰かスタッフが翻訳して掲載しているようなんですが、これが滅法勉強になる。

高校や大学受験には直接寄与しないであろう性質の、母国語人ならではのこなれた言い回しや慣用表現が散見されて、ひさしく英語に触れていない人間にとってはいい刺激になりそうな雰囲気です。


社会人になってからあらためて英語を勉強したい! という方って多いじゃないですか?

かと言って、一念発起してとりあえず英会話教室に通い始めるわけでもない僕みたいな人間には、さしあたってこのブログあたりがちょうどいいのかもしれませんよ。

ちょっと大胆な予想ですが、きちんとした企画のもとでブログ運営されたらば、異色の英会話読本として出版される可能性だって出てくるんじゃないでしょうか。

もし実現されたら、これは新機軸ですよねえ。

「ブログ本」兼「写真集」兼「英会話読本」だなんて、出版社にしたら1粒で3度おいしい本ができあがるわけで。

アメーバブックス史上、類を見ないヒット作が生まれるかもしれません。


サイバーエージェントさん、そんときゃあアイデア提供ってことで、ひとつよろしくお願いしますぜ(笑)。